ごみ排出量「最少」記録途切れる 松山市2位 3010運動協力呼びかけ
愛媛県松山市は28日、環境省の一般廃棄物処理事業実態調査に基づく2015年度の市民1人当たりの1日のごみ排出量が前年度比4.5グラム増の817.5グラムだったと発表した。50万人以上の都市では9年連続最少だったが2位となり、巻き返しを図るため宴会や会食での食べ残しを減らす「3010(さんまるいちまる)運動」に新たに取り組む。
調査では、家庭ごみが1.3グラム減る一方で飲食店や小売店などの事業所ごみが5.8グラム増加。市は観光客増加に加え、外食食べ残しが原因と分析している。今回1位となった八王子市は15年度に事業系ごみの手数料を40%引き上げたため、前年度比19.8グラム減の815.3グラム。松山市とは1円玉2枚分に相当する2.2グラムの僅差だった。