第70回日本推理作家協会賞の選考会が20日、東京のホテルであり、「長編および連作短編集部門」で、愛媛県松山市在住の宇佐美まことさん(59)の「愚者の毒」(祥伝社)が選ばれた。書き下ろしのミステリー小説で、宇佐美さんは「第1回の横溝正史氏からそうそうたる作家が受けてきた権威も歴史もある賞。本当にびっくりした」と受賞を喜んだ。