愛媛県内の住民11人が四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを求めた仮処分申請で、松山地裁の久保井恵子裁判長は21日、「新規制基準による地震動の評価や火山の影響評価が不合理であるとは言えない」などとして申し立てを却下する決定を出した。東京電力福島第1原発事故後、伊方原発の運転の是非を巡る司法判断は3月に同様の仮処分申請を却下した広島地裁に続き2例目。