南米原産の強毒アリ「ヒアリ」の侵入と定着を防ぐため、国土交通省四国地方整備局は28日、愛媛県の松山港と三島川之江港内のコンテナヤードの舗装にできた隙間を埋める緊急工事に着手した。
 ヒアリが生息する中国などからの定期航路がある全国68港で国交省が順次実施。県内は3港が対象で、今治港で26日に開始している。
 松山市大可賀3丁目の松山港コンテナターミナルでは、整備局職員立ち会いの下、委託先の業者が作業。ヒアリが地盤に入り込んで巣を作るのを防止しようと、確認した割れ目にアスファルトやゴムなどでできた補修材を流し込んでいった。