ライフル射撃、精神集中 椎原3位 愛媛勢成績
ライフル射撃は2日、内子町城の台公園体育館などで各競技が行われ、愛媛勢は少年女子ビームライフル立射20発の椎原栞奈(伊予農高)が3位に輝いた。
成年男子10メートルエアピストル60発の山木健(県警)は13位。精密と速射の合計得点を競う成年男子センターファイアピストル60発の毛利和博(県警)は精密30発を終え、暫定12位につけた。
【幼い妹の声、後半の弾みに】
「やばい、めっちゃうれしい」。3位という望外の結果に笑顔がはじけた。国体は初出場。個人競技では全国規模の大会で上位に入ったことはなく、愛媛国体での目標は入賞だったという。
20発を20分間で撃つ競技は、陸上に例えると「短距離走」。大きなミスをしないことと勢いが大切だ。スタートこそ「緊張で銃が揺れ思うようにいかなかった」と振り返ったが、前半10発で103・8点、後半104・8点とまとめた。
後半にかけリズムをつかんだ理由について「実は、後ろの客席から1歳半の妹の声が聞こえて…。それで落ち着けたんです」と種明かしをした。
最高の舞台でメンタルをコントロールした椎原。弾みをつけて3日は40発競技に臨む。
◇…愛媛勢の成績…◇
▽成年男子ライフル伏射予選(60発)(22)惣谷昌夫605・0点
▽エアピストル予選(60発)⑬山木健545点
▽成年女子エアライフル立射予選(40発)(28)菅野綾376・5点
▽少年男子ビームライフル立射予選(60発)(22)下柳拓海598・7点
▽少年女子ビームライフル立射(20発)③椎原栞奈208・6