江戸時代後期から脈々と続く第166回「乙亥大相撲」が28日、西予市野村町野村の乙亥会館で2日間の日程で始まった。横綱日馬富士関の暴行問題の余波で初日は幕内力士が不参加となり、恒例の稚児土俵入りは中止。主催者の市観光協会野村支部によると客入りは例年の7割程度だったが、幕下力士と愛媛国体に出場した地元の選手らの取組に会場は沸いた。
 今年は幕内の招待力士として当初は横綱稀勢の里関と平幕輝関を予定していたが、稀勢の里関は九州場所を途中休場し大関高安関に変更。さらに暴行問題を受けて28日に幕内力士全員を対象とした日本相撲協会の会合が開かれることとなり、初日の不参加が決まった。けがによる招待力士の変更や不参加は過去にもあるが、全員不参加は異例。