馬術は呼吸が大事 鬼北で元五輪選手が教室
愛媛県内の高校で唯一馬術部のある鬼北町近永の北宇和高校で25~27日、元五輪選手の衛藤賢二さん(66)=大分市=による馬術教室があった。
県の「えひめ国体ジュニアアスリート強化事業」の一環で、馬術競技では初めての実施。衛藤さんは1976年のモントリオール五輪に日本代表として出場、現在は九州馬術連盟の会長などを務めている。
初日は衛藤さんが「馬の体調の見極めや厩舎(きゅうしゃ)の管理など、馬に乗ることより大事なことがたくさんある。馬を大切に思う気持ちを忘れず練習に励んで」とあいさつ。部員ら8人が自己紹介した後、騎乗指導に入った。
障害物を跳ぶ練習では衛藤さんが「馬のリズムに合わせて」「焦らずにゆっくり跳んで」などとアドバイス。部員らは馬と呼吸を合わせながらこつをつかんでいった。