国土交通省は30日、愛媛県内子町の「内子フレッシュパークからり」など6県6カ所の道の駅を、地域活性化に大きな役割を果たす「全国モデル」に初めて選定した。成功例としてお墨付きを与え、他の地域の参考にしてもらう。
 またユニークな地域おこしの企画を重点支援する全国の35カ所(今治市の瀬戸内しまなみ海道周辺の道の駅を含む)と、候補49カ所を選んだ。今後も選定施設を増やしていく考えだ。
 全国モデル「道の駅」に選出された「内子フレッシュパークからり」は、内子町の農家の女性たちが中心となり、生産者自らが商品開発や品質管理、イベント運営をこなしている点が評価された。
 からりは1997年、町が株式の半分を所有する第三セクターとして設立。直売所のほか、レストラン、パン工房、薫製工房、加工場なども備える。
 重点「道の駅」に選ばれた瀬戸内しまなみ海道周辺の道の駅は、いずれも今治市で今治湯ノ浦温泉、伯方S・Cパーク、多々羅しまなみ公園、しまなみの駅御島、よしうみいきいき館の5駅。