JAうま無料バス運行、買い物弱者向け送迎 四国中央
小売店が少なく移動手段も限られた「買い物弱者」の利便性向上のため、愛媛県四国中央市のJAうまは31日、組合員やJA口座での年金受給者向けに無料乗り合いバス事業を始めた。会員登録した人が予約すれば、自宅とJA施設や産直市の間を送迎する。
運行は曜日ごとに乗降地域を変え、2系統で行う。豊岡・寒川(月曜)と富郷・金砂(火曜)発着便は、JA本店(三島金子2丁目)や「ジャジャうま市」(中之庄町)を経由。山田井・下川(水曜)、三角寺・川滝(木曜)、新宮(金曜)発着便は、川之江中央支店や「おいでや市」(いずれも妻鳥町)を経由し往復する。富郷・金砂と新宮は1日往復2便、ほかは同3便。片道だけの利用もできる。
JAうまは「ゆくゆくは市内全域での展開を考えたい」としている。JA全農えひめによると、JA直営の乗り合いバス事業は愛媛たいき(大洲市)に次いで県内2例目。