テレビ電話で松山の子どもら愛好者と踊りで交流
アラスカ開拓の先駆者、和田重次郎(1875~1937年)が幼少期を過ごした愛媛県松山市日の出町。この地を拠点にスクエアダンスを練習している子どもらが1日、アラスカのダンス団体とテレビ電話を通じて一緒に踊りを楽しんだ。
スクエアダンスは米国生まれのフォークダンスの一種。日の出町の「えひめサンライズスクエアダンスクラブ」の指導者、沖野光子さん(53)が昨春、アラスカの団体に交流を持ち掛けた。インターネット電話「スカイプ」を使った中継で両団体が同時に踊る試みは2014年8月に続いて2回目。
1日、松山市築山町の市青少年センターにはクラブのメンバーや近県の愛好者計6団体33人が集まった。アラスカ側はダンス歴35年ほどのベテランら17人が参加。総勢50人が「大きな古時計」や「小さな世界」などの曲に合わせ、スクリーン越しに互いの盛り上がりを感じながら体を動かした。
質問コーナーでは、素鵞小6年森田鈴流さん(11)が、ダンス中の気持ちを英語で問い掛けた。「ハッピーアンドファン(幸せだし楽しい)」との返事をもらい「通じるかどきどきした」と喜んだ。