出発の混雑緩和、保安検査場増設 松山空港
松山空港を出発する際の混雑緩和につなげようと、松山空港ビルは保安検査場を1カ所増設し、17日夕に運用を始めた。各社の出発便が集中する朝夕の時間帯に増設したレーンを開き、計4カ所で対応する。
愛媛県によると、2013年に格安航空会社(LCC)2路線が通年運航した効果で、14年度の利用者は280万4840人(前年度比7%増)と過去最高を記録。空港ビルの説明では、出発便が多い時間帯や修学旅行の利用時などに行列ができ、20~30分待ちになるケースもあった。県や松山市などでつくる松山空港利用促進協議会や就航する航空各社が増設に協力した。事業費は約1300万円。
17日は台風の影響で利用者が分散したが、航空会社の従業員らが「奥の検査場も空いております」と乗客を案内していた。