お盆を愛媛県内で過ごした人たちのUターンラッシュが15日、本格的に始まった。JR松山駅などは、お土産を手に帰路につく人や見送りの家族らでにぎわった。
 駅構内では発車時刻を前に、大きな荷物を抱えた人たちが改札口付近に列をつくった。久万高原町の実家に帰省していた愛知県刈谷市の手島美代さん(61)は「母と一緒にお墓参りをしたり、バーベキューをしたりと親孝行ができたかな」とにっこり。つかの間の家族のひとときを喜んでいた。列車がホームにつくと、家族らは窓ごしに姿を探し、手を振って別れを惜しんでいた。
 JR四国によると、予讃線特急しおかぜの上り線は15日の乗車率が100~120%で、16日はさらに混雑する見込み。全日空と日本航空によると、松山空港から羽田、伊丹、名古屋などに向かう便は15、16日ともにおおむね満席となっている。