ハートみかん今年も 八幡浜で型枠付け
愛媛県の八西地域特産のかんきつを生かしたまちづくりに取り組む「愛顔(えがお)のみかんプロジェクト推進協議会」は4日、八幡浜市内の園地でハート形のミカン作りを始めた。地元の若手生産者らがまだ小さく青い果実に、型枠を丁寧に取り付けた。
地元商工業者や行政機関でつくる協議会では特徴のあるミカンを作りだそうと、果実に板とパイプで作った型枠を取り付けて成長にしたがってハート形にする「ハートみかん」を2013年から栽培。昨年は約500個収穫しており、事務局の県八幡浜支局は「うまくいけば1000個以上生産できる」と3年目の増産を計画している。
4日は川上地区の園地で若手生産者ら25人ほどが作業に挑戦。普段とは異なる作業に「難しい」「本当にハートになるんだろうか」などと話しながらも、直径5センチほどの南柑20号に次々と型枠を取り付けていた。