中秋を前に秋の夜長を愛媛県の松山城で楽しんでもらおうと、観月祭「お城と月の物語」が26日、本丸広場などで始まった。松山検番の芸者の舞や松山市出身の演歌歌手えひめ憲一さんによるステージがあり、大勢の市民でにぎわった。27日まで。
 26日は、曇り空で月はほとんど見えなかったが、市民が続々と登城した。ライトアップされた天守の下で芸者4人が舞と地唄を披露し、三味線の音色に合わせてあでやかに舞った。
 27日は松山城の城門を巡るスタンプラリーとラジオDJのイベントが行われる。国重要文化財で普段は内部を見られない野原櫓(やぐら)、乾櫓、隠門続櫓の特別公開や天守の夜間見学も実施している。