伊方原発3号機再稼働に中村知事が同意
愛媛県の中村時広知事は26日午前、経済産業省から要請を受けていた四国電力伊方原発3号機(伊方町)の再稼働への同意を表明した。県庁で、安全協定に基づく事前了解に関する文書を四電の佐伯勇人社長に手渡した。
2011年の東京電力福島第1原発事故後、原発立地県の知事が再稼働に同意するのは、14年11月の九州電力川内原発(鹿児島県)に続き2例目。
伊方3号機は、使用済み核燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用するプルサーマル発電を前提としている。再稼働すれば福島原発事故後、全国初のプルサーマル発電となる。
原発が立地する伊方町の山下和彦町長は22日、再稼働容認を中村知事に伝達しており、中村知事が総合的な最終判断を進めていた。