障害者も使える松山駅を議論 タウンミーティング
JR松山駅と周辺の再開発事業が進む中、障害の有無にかかわらず全ての人が安心して使える駅を目指そうと、「夢の松山駅を実現させようタウンミーティングin愛媛・松山」が31日、松山市道後町2丁目の県身体障害者福祉センターで開かれた。約65人が参加、講演やグループワークを通じて駅のあり方を考えた。
ミーティングは、県内20の障害者団体などでつくる愛媛障害フォーラムが主催。県と市の担当者が事業概要を説明した後、愛媛大大学院理工学研究科の松村暢彦教授が講演した。
駅を中心とした地域の一体的なバリアフリー化の大切さを強調。建物などの物理的障壁、社会の慣習などの制度的障壁、差別や偏見などの心の障壁を「少しずつ取り去っていくことが大切」と説明した。