文豪夏目漱石を顕彰する全国ゆかりの地の「鎌倉漱石の会」(神奈川県鎌倉市)や「長野漱石会」(長野県千曲市)など4団体の約40人が6日、愛媛県松山市を訪れ、小説「坊っちゃん」に描かれたターナー島のモデルとされる四十島(同市高浜沖)などを見学した。
 漱石の松山赴任120年を記念し、全国の顕彰団体などでつくる漱石記念年実行委員会と鎌倉漱石の会が企画。地元の松山坊っちゃん会が案内役を務めた。
 一行は四十島を望む海岸に立ち寄り、120年前に漱石が見た風景を追体験した。漱石は同僚教師に誘われて釣りに来たり、愚陀仏庵に居候中の正岡子規らと海水浴に訪れたりしている。