グループウエア大手のサイボウズ（東京）は６日、東京都千代田区のホテルで、「日本企業のワークスタイル変革」をテーマにした短編ドラマの制作発表を行い、青野慶久社長（愛媛県今治市出身）と主演の俳優・田中圭さんがムービーに込めた思いを語った。
　同社は働き方を考えるきっかけを提供しようと、働く母親を主人公にした動画「大丈夫」を作り、２０１４年１２月に動画サイト「ユーチューブ」に投稿。再生回数が１４０万回を記録するなど大きな反響があった。今回は第２弾として仕事と家族との関係に悩む父親の葛藤や成長を全６話（１話約５～６分）の連続ドラマで描いた。１２月７日から順次公開する。
　６日の制作発表では、田中さんが自身の子育てを振り返り「本当はもうちょっと子どもとの時間をつくらないといけない」と反省の弁。「主人公もそうだが、父親は家族とのコミュニケーションを取れていそうで取れていない。自分の家族を振り返る一つのきっかけになれば」と期待した。