建設現場の事故防止を目指す「えひめ建設安全の日」の10日、宇和島市の九島大橋など愛媛県内29カ所で公開現場パトロールがあり、関係機関の担当者らが安全確保の取り組みなどを確認した。
 建設業労働災害防止協会愛媛支部主催。県内一斉のパトロールは年3回で、今回は115人が参加した。
 2016年4月1日の供用開始を目指す、宇和島市坂下津と蛤を結ぶ九島大橋の建設現場には、愛媛労働局などから12人が参加。10月の橋桁ブロック設置後に続けられている上部工作業の様子や安全対策を、実際に橋を歩いて確認した。
 同局労働基準部の荒瀬雅夫課長は「転落や落下物の防止措置が取られており、大きな問題はなかった。橋桁架設という重要工程は終えているが、気の緩んだ時に事故は起こりやすい。さらに注意し、無事故で完成させてほしい」と話した。