「ZAKO(ザコ)48」のお味はいかが? 需要の少なさやサイズによって市場に出回りにくい魚の利用拡大に取り組む八幡浜商工会議所の「八幡浜雑魚出世街道プロジェクト」(宮本英之介委員長)は21日、愛媛県八幡浜市で水揚げされた低利用魚を使った料理の試食会を同市沖新田の市営魚市場で開いた。
 プロジェクトは商品価値の低い「雑魚」を知ってもらおうと昨年設立。人気アイドルグループにならって数ある低利用魚から48種を選び「ZAKO48」と命名したPR作戦をこのほどスタートさせた。
 試食会はその第1弾企画。市内の料理店や加工施設・シーフードセンター八幡浜がZAKO48の「メンバー」のうち16種を調理。身がもっちりして漁師が好むというメッキの押しずしや、長いくちばしが特徴のヤガラの天ぷらをはじめ工夫を凝らした料理22点がずらり並んだ。