真穴地区の子ども 福祉施設などにミカン贈る
かんきつ栽培が盛んな愛媛県八幡浜市真穴地区の真穴小学校(44人)と真穴中学校(28人)で25日、児童生徒が収穫や家事を手伝ったご褒美としてもらったミカンを市内外の施設にプレゼントする「愛のみかん運動」が始まった。
児童生徒の約7割がミカン農家という両校は早生(わせ)ミカンの収穫最盛期となる11月にお手伝い月間や週間を設定。運動は49年目で、今年は福祉施設や保育所など市内約30カ所と東日本大震災の被災地に送る予定にしている。
児童らはオレンジ色のミカンをいっぱい詰めた袋を持って登校。校庭で待っていた児童会や生徒会の役員らが「ありがとう」と受け取り、10キロ入り段ボール35箱分のミカンを選別して箱詰めした。