共産党の国会議員らによる調査団は17日、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)で3号機の安全対策などを視察した。調査団代表で党原発・エネルギー問題対策委員会事務局長の藤野保史衆院議員(比例北陸信越)は地震対策などに懸念を示し「再稼働は許さないという立場で、しっかり国会で取り上げたい」と述べた。
 調査団はエネルギー政策などを議論する衆参の経済産業委員会に所属する国会議員3人や県議ら12人で構成。調査団や四電によると原子炉格納容器や使用済み燃料プール、中央制御室などの現状を確認した。
 藤野衆院議員は視察後、「(四電から)津波対策が強調されたが、地震対策はもっと必要ではないかと感じた」とし冷却用の海水をくみ上げる施設などの耐震性を疑問視していた。