四国電力(高松市)は13日、4月の電力小売り全面自由化に合わせ、休日の割安料金導入など新しい料金メニューを発表した。四電の供給区域に他社が参入すると一般家庭は購入先を自由に選べるようになるため、電気使用量の多い顧客を中心に囲い込みを図る。新メニューは自由化される家庭・商店向けなど低圧部門の6種で、4月1日から適用する。
 電気使用量が比較的多く、週末に家事をまとめてしたい家庭向けのプランでは、土日祝日の単価を割安に、平日の単価を割高に設定。モデルケースの場合、一般的な従量電灯より月額約400円安い約1万1800円となる。
 伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働を目指す四電は、供給区域外での電力販売について「年間を通じて安定的に供給できるか、(他社に)勝てる価格を提示できるかを含めて検討している」と説明した。