若い世代、防災を語る 松山でシンポ
愛媛県松山市の防災シンポジウム「わたしたちがつくる!~未来のまつやま」が17日、同市堀之内の市民会館であった。自主防災組織関係者や防災士ら約1200人が、パネル討論や講演で地域防災力向上への理解を深めた。
阪神大震災を受けて制定された「防災とボランティア週間」(15~21日)に合わせ、2012年度から開催。市や市地域防災協議会などが主催した。
パネル討論では、未来の松山を担う中学生や高校生、大学生が防災活動への関わりについて意見交換した。講演では、14年8月の豪雨災害に見舞われた広島市安佐南区の山根健治・梅林学区自主防災会連合会副会長が、災害時の状況や自主防災活動の取り組みを紹介。山根副会長は「意識が変われば行動も変わる。日ごろから防災に関心を持つことが大切だ」と呼び掛けた。