長野の事故受けツアーバス抜き打ち監査 愛媛運輸支局
長野県軽井沢町で多数のスキー客が死傷したバス事故を受け、四国運輸局愛媛運輸支局は29日夜、愛媛県松山市大手町2丁目のJR松山駅前南側乗降場で、スキーツアーバスを抜き打ち監査した。
監査は、1泊4日の日程でJR松山駅から長野県白馬村のスキー場へ向かう貸し切りバスに実施した。愛媛運輸支局と四国運輸局の自動車監査担当者計5人が出発前のバスに乗り込み、運転時間や休憩予定などが記載された運行指示書の内容を確認。乗務員の点呼が適切に行われているかなど約30分にわたって調べた。バスに法令違反はなかった。
愛媛運輸支局はバス会社の事業所や貸し切りバスなどでの監査を引き続き行う方針。藤井一磨首席運輸企画専門官は「公共交通にとって第一の使命は安全。それを最も注意して運行してほしい」と話した。