開発商品を都民に販売 南宇和高生
南宇和高校(愛媛県愛南町御荘平城)の1、2年生5人が29日、東京・浅草の商業施設「まるごとにっぽん」で、地元産の河内晩かんやしょうゆを使ったジェラートなど独自開発商品の販売体験実習をし、ビジネスの仕組みを学びながら地元産品の可能性を探った。
地方創生関連の国交付金を活用した県事業の一環。生徒は県内企業の協力で材料調達や市場調査、価格設定などを手掛け、集大成として開発した商品を販売した。20人が4班に分かれて2月19日まで計4回実習をする。
生徒はジェラートを買い求めに来た人に自分たちの商品をアピール。河内晩かん味を食べた長野県の主婦(54)は「さっぱりしていて食べやすく、おいしい」と話した。同じ施設内にある愛媛産野菜を使ったサラダとスープの専門店でも実習し、愛南町産しらすをふんだんに使ったパスタを客に薦めていた。