JAえひめ中央(愛媛県松山市)は1日、松山市味酒小学校の3年生を対象にした食育イベント「目指せ! みかん博士」を開き、児童約130人が同市堀江町のJA研修園で中晩かん「せとか」の収穫を体験した。
 愛媛の主要農産物のかんきつを身近に感じてもらおうと初めて開催。児童はJA担当者から、果実に黒い袋をかぶせる目的が「鳥害や変色を防ぐため」と教わったほか、せとかの枝にはとげが多いなどの説明を受け、収穫に取りかかった。
 園地の急傾斜に足を滑らせそうになりながらも、楽しく作業。剪定ばさみを上手に使い、果実を丁寧に摘み取った。松山市宮西2丁目の同校に戻ると、かんきつに関するクイズに挑戦。イベントの最後に「みかん博士認定書」を受け取った。