愛媛県西条市大保木(おおふき)地区の古道や神社を散策する自然観察会(市主催)が5日あり、市内外の親子連れなど16人が「NPO森からつづく道」(松山市)の松井宏光代表に植物の名前や特徴を教わりながら、山間部の自然を体感した。
 観察会は石鎚ふれあいの里(西条市中奥)を出発し、数百年前から残る古道を通って山の中腹の東宮神社(同市大保木)を目指した。
 急傾斜の古道沿いでは畑の跡や石垣に草木やコケなどが生え、参加者は地面から芽を出したフキノトウを見つけて歓声を上げた。