商品価値の低い雑魚48種類を「ZAKO(ザコ)48」と名付けて利用拡大に取り組んでいる愛媛県の八幡浜商工会議所の「八幡浜雑魚出世街道プロジェクト」は20日、八幡浜市沖新田の道の駅「八幡浜みなっと」で試食会を開き、「ZAKO」の味わい深さをアピールした。
 プロジェクトは26日から南予一円で始まる「えひめいやしの南予博2016」で、1番人気の雑魚を投票で決める企画を予定しており、プレイベントの一環として試食会を開催。48種類のうち旬の8種類をフライにして観光客らに提供した。
 カナンドやヘボタチ、ボラメなど普段目にしない魚を前に、子どもたちはちょっと迷いながら手を伸ばしたものの、口に入れた瞬間に「おいしーい」と一言。大人たちは身の軟らかさや脂の乗り具合といった違いを確かめながら、次々と食べ比べていた。