洋裁学校として使われていた愛媛県八幡浜市保内町川之石にある明治期の「旧白石和太郎洋館」で8日、100年以上前の明治期にタイムスリップしたようなひとときを味わうイベントがあった。来場者が当時のアンティークドレスに身を包み、写真撮影などを楽しんだ。
 洋館は明治30年代に実業家白石和太郎が建築したとされ、1950年からは「川之石ドレスメーカー女学院」の校舎として使われた。かつて地元住民に「ドレメ」として親しまれた洋館の良さを伝えようと地元の女性グループ「ほない女性塾」(中川由起子代表、11人)が催し、「えひめいやしの南予博2016」のプログラムに認定された。
 アンティークドレスの試着は11月までの毎月第2日曜日で、次回は6月12日。ドレメ時代の教師を招いたミシン体験教室も第4日曜日に開いている。いずれも午後1~4時。