憎しみや戦争のない世界よ、咲き誇って―。「アンネの日記」の著者アンネ・フランク(1929~45年)ゆかりの「アンネのバラ」が、今治市馬越町2丁目の聖イエス会カルバリイ教会から移された馬越町1丁目の渡部亮一牧師(42)方で満開となり、平和の尊さを訴えかけている。
 同バラは渡部牧師が2010年に広島県福山市のホロコースト記念館から8株を譲り受け、教会で栽培してきた。開花時のオレンジから徐々にピンクになるのが特徴。教会建て替えのため鉢植えして今年1月末ごろ借家に移し、現在20株に増えている。