愛媛県内産の魚介類のおいしさを再認識してもらおうと、松山市立小中学校4校の給食に13日、地元高校生が考案したタイを使った特別メニューがお目見えし、計約3000人の子どもたちが舌鼓を打った。
 提供されたのは、1月の市の料理コンテストで、松山南高生3人が提案し、最優秀賞に選ばれたメニューの一つ。県内産の養殖マダイの切り身を唐揚げにし、ユズ果汁入りの野菜あんをかけた。調理を担当する久米学校給食共同調理場がアレンジした。
 久米小(同市鷹子町)の6年生クラスでは、担任が「県の魚はタイ。正岡子規も好きだった」などの豆知識を発表し、児童が大きな声で「いただきます」。一口サイズの切り身をほお張ると「軟らかい」「ユズの香りがする」とおいしそうに味わっていた。