熊本地震の被災地支援で熊本県大津町に派遣された愛媛県八幡浜市の職員3人が12日、市役所で大城一郎市長に現地での活動内容を報告した。
 派遣されたのは、水産港湾課の向井光広さん(38)ら技師3人。震度7を観測した益城町に隣接する大津町で7~9日、家屋の基礎地盤や周辺の石積みなどの傾きやひび割れを調査し、被災宅地の危険度を判定する業務に当たった。
 向井さんは、現地の写真を示しながら倒壊家屋の状況を説明。「建物の倒壊が多かった地域でも新築建物はそのまま残っており、耐震補強の効果が大きいのではないかと感じた」と話し、備えの重要性を語っていた。