愛媛県と姉妹提携している米国ハワイ州からインターン生として来県中の大学生が7日、宇和島市明倫町1丁目の宇和島水産高校を訪れ、授業を通じて生徒と交流した。
 2003年度に県とハワイ州が姉妹提携したのを機に、えひめ丸事故を風化させず相互の友情を深めようと、県国際交流協会が06年度からインターン生を受け入れている。今回はハワイ大学で日本語を専攻しているユウ・ササキさん(20)とジェイク・カウアイ・タカシ・ヤスモリさん(27)が来県した。
 水産高では、9月に航海実習でハワイへ向かう海洋技術科の2年生23人に特別授業を実施。観光名所や食べ物、生息している魚などをスライドで紹介した。ほかにも、おもちゃの米ドル紙幣などを用いたワークショップでは、実習中に現地で困らないよう現金の数え方を生徒に丁寧に教えていた。授業後には、えひめ丸事故の慰霊碑に献花を行った。2人は8月8日まで県内の小中高校を訪問する予定。