愛媛県松山市南部の坂本地区で農作業や文化体験をする「坂本ぽんぽこ村」が11日あり、市内の小中学生32人が同市浄瑠璃町の水田で田植え作業に汗を流した。
 子どもの人間力向上を図ろうと、坂本地区の住民や市教育委員会などでつくる推進委員会が6年前から開いている。
 子どもたちは田んぼで横一列になり、地元農家の大森征夫さん(71)らから「4、5本ずつ植えましょう」「苗は深すぎても浅すぎてもだめ」などと指導を受けて丁寧に植えた。はだしの子どもたちは泥の感触に戸惑いながらも作業を楽しんでいた。収穫は10月ごろの予定。