松野町議会で議長不信任決議可決
愛媛県松野町議会は13日の6月定例会本会議で、副町長人事案を巡る3月定例会本会議の議会運営について「重要な人事案件を議長の独断で時間切れという非民主的な手段により廃案にした」などとして、板尾喜雄議長への不信任決議案を賛成多数で可決した。決議に法的拘束力はなく、板尾議長は愛媛新聞の取材に対し、現時点で辞職しない考えを示した。
決議案は、開会直後に赤松紀幸氏(無所属)が緊急動議で提出。「(議長が)公正な運営ができなければ、町民にとっても不幸な結果を生む恐れがあることを危惧する」と述べた。
森岡健治氏(同)が「慎重審議のため各議員の意見を尊重した結果。議員全員の未熟な議会運営の責任も大きい」と反対討論。3議員が賛成討論した。
議長と議長代理の副議長を除く5人による起立採決の結果、賛成4人で可決した。