地元ガイドは任せて 八幡浜高生・魅力発信へ
愛媛県の八幡浜市と伊方町の魅力を伝えたい―。八幡浜高校商業研究部「A★KIND」(あきんど)の生徒12人が、7~9月にJR四国のツアー商品でボランティアガイド役を担う。部長の3年森田真菜さん(17)は「私たちの地元を多くの人に知ってもらい、また訪れたいと思うきっかけになればうれしい」と意気込んでいる。
ツアーガイドの発案は、観光列車の乗客から回収したアンケート結果がきっかけ。約8割が「八幡浜を詳しく知らない」とする一方、約9割は「機会があれば行ってみたい」と答えた。八幡浜を訪れる観光客の滞在時間が短いことも知り、「地域の滞在型観光に少しでも役立てば」と地元密着ツアーを企画。JR四国に売り込み、6月下旬にツアー商品「八幡浜・伊方めぐりと伊予灘ものがたりの旅」が完成した。
ツアーはJR松山駅発着の日帰りで、7月23日と8月7日、9月18日の計3回。八幡浜駅からはバスで移動し、しらすパークでの工場見学・釜揚げ体験や、せと風の丘パークで景色を楽しむ。