3日の愛媛県内は高気圧に覆われてよく晴れ、各地で気温が上昇。松山地方気象台によると、新居浜と西条で猛暑日となる35.4度を観測したほか、今治34.8度、四国中央、大洲が34.7度など、15観測地点のうち12地点で今年一番の暑さとなった。各消防本部によると午後5時現在、県内で熱中症とみられる症状で19人が搬送された。午後4時20分ごろ、西条市内のビニールハウスで農作業中に倒れた50代の男性会社員が意識不明。
 梅雨とは思えない快晴となった新居浜市角野新田町3丁目の山根公園では、強い日差しと蒸し暑さをしのごうと、中央広場の噴水で子どもたちが水浴び。「冷たい」「気持ちいい」と声を上げながら走り回り水と戯れていた。
 6歳と4歳の息子を連れて訪れた同市の会社員の男性(48)は「涼をとるならここしかないと思ってやってきた。今年は猛暑になりそうなので、先が思いやられる」と汗をぬぐった。
 同気象台によると、4日も高気圧に覆われておおむね晴れるが、午後は雨や雷雨となる所がある見込み。