愛媛県教育委員会は19日、県庁で、県内の高校の外国語指導助手(ALT)らによる意見交換会を開き、英語教員とのさらなる情報共有などが課題と指摘された。
 英語教育を発展させようと初めて開催。勤務を終え帰国するALT6人と英語教員6人が出席した。
 県立高校に在籍するALTは現在13人で、出席した6人は1人当たり4~6校を担当。5年間勤務したジャマイカ出身のロドリック・ソロモンさん(37)は生徒や学校によって英語力が異なるとし「授業の進行具合などをもっと詳しく伝えてもらわなければ、能力に応じた効果的な授業はできない」と訴えた。
 米国出身のエリサ・ツカヤマさん(25)は「生徒が求める大学入試センター試験に必要な授業と、ALTができる(コミュニケーションを主体とした)教育にはギャップがある」と明かした。