土砂災害から身を守る大切さを学ぼうと、愛媛県砂防ボランティア協会と県砂防課による砂防学習会が2日、西予市宇和町田苗真土の中川小学校であった。6年生を中心に児童25人と保護者ら計約50人が災害の特徴や予兆などを知り、万一の事態に備えた。
 児童らは担当者から、県内は大部分が山地である上に短く傾斜が急な河川が多いため土砂災害が発生しやすいことや、災害は土石流、地滑り、崖崩れに分類されると説明を受けた。
 1時間の雨量が20ミリ、降り始めから100ミリを超えると「注意が必要」と児童らに警告。予兆として、土石流は山鳴りや異様なにおい、地滑りはひび割れや段差の発生、崖崩れは樹木が揺れるなどと具体例を示した。