愛媛地方最低賃金審議会(会長・小田敬美愛媛大教授、15人)は5日、2016年度の県内の最低賃金時給を21円引き上げる答申をまとめ、愛媛労働局長に提出した。引き上げ額は22円だった1992年度以来24年ぶりに20円台の高水準となり答申に沿って引き上げられれば時給717円。
厚生労働相の諮問機関の中央最低賃金審議会が7月下旬、愛媛は21円とする目安を答申していた。愛媛の審議会は公益、労働者、使用者の代表15人で構成。うち9人の専門部会が審議を重ねてきた。
答申に関し労働局は異議の申し出を22日まで受け付ける。新たな最賃時給は早ければ10月上旬から発効の見通し。