防災は身近な備えから 宇和島・明倫小で教室
小学生に防災意識を高めてもらおうと、宇和島市文京町の明倫小学校で10日、早稲田大学生による防災教室があった。6年生約80人が災害時の通学路の危険箇所や備えの大切さを学んだ。
同大サークル「早大防災教育支援会」に宇和島市出身者が所属していた縁で2014年から開催。今回は1~4年生やOBら計11人が講師役で訪問した。
学生は街中に潜む危険性について紹介。「道に面した自動販売機は倒れてくる可能性が高い。住宅の塀も崩れるので近づかないようにして」と呼び掛けた。
ガラスに見立てた卵の殻の上をはだしで歩く体験もあり、子どもたちは「痛い」「無理」と言いながらも、なんとか完歩した。女子児童(11)は「家では飛散防止シートを貼るなどしているが、やっていない部屋もあるので対処したい」と話した。