三間の新米、厳暑の恵み 宇和島でまつり
南予の米どころ、愛媛県宇和島市三間地域の新米を集めた「みま米新米まつり」が27日、同市三間町務田の道の駅みまで始まった。天候に恵まれ上質の仕上がりという新米を求め、家族連れらでにぎわっている。28日まで。
水持ちのよい粘土質の土壌に育まれたみま米は、甘みがありもっちりした食感が特長。魅力を広く発信しようと、道の駅みまが毎年開催している。
今年は約30軒が収穫したばかりの計約10トンを出品した。生産者自らが売り場に立ち、来場者に直接説明。農家の男性(66)は「数十年ぶりの品質の良さ。人間には厳しい暑さだが、米にとっては恵みだった」と笑顔を見せた。訪れた人たちは、待ちかねた新米を次々と買い求めていた。
28日には、鬼北町永野市の道の駅「森の三角ぼうし」でも新米まつりがある。