交通事故が多発する国道の改善を進めようと、国土交通省松山河川国道事務所は29日、愛媛県警や県中予地方局などと合同で松山市の交差点3カ所を点検し、交通状況や事故の傾向などを基に対策を話し合った。
 点検箇所は、国交省が「事故ゼロプラン」に選定している国道196号の本町6丁目と堀江町、松山南署から要望が出ている国道11号の南久米町の交差点。同事務所職員や警察官ら約15人が参加した。
 本町6丁目の市消防局前の交差点では、2011~14年に24件の人身事故が発生。事務所によると、北進車線で右折車の滞留による追突事故が多く、第3車線を右折専用レーンとする車線の再配分などを検討した。
 国道事務所の井手義一道路管理第二課長は「検討案を協議し、早ければ本年度中に整備したい」と話し、県警の近藤博文交通規制課長は「自動車の走りやすい道路環境に改善したい」と語った。