愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)は14日、テナガザルの「コン」(雄・31歳)が死んだと発表した。死因は調査中で、園は「希少な動物が死亡し大変ショック。今後も全ての動物をしっかり管理していきたい」とコメントした。
 園によると、コンは2006年ごろから夏場になると体調を崩すようになった。今年6月からは下痢の症状などがみられたため投薬治療を続けていたが、9月12日午後4時半ごろ、寝室でうつぶせの状態で死んでいるのを飼育員が発見した。12日夜に解剖したが死因は分からず、外部機関に委託し調べている。テナガザルの平均寿命は30~40年程度。園のテナガザルはオス2匹、メス2匹となった。園によると、15年末時点で全国で53匹が飼育されている。