県と観光協会など連絡会発足 愛媛の旅、誘客法探る
愛媛ならではの旅行商品開発や効果的な営業活動を図るため、県は21日、市町や観光協会の担当者との連絡会を発足させた。県庁で開いた初会合には約30人が参加し、専門家の講演を通して商品造成のポイントなどを学んだ。
観光客の持続的な増加を目指す「戦略的旅行商品開発・営業促進事業」の一環。えひめいやしの南予博2016でも旅行商品開発や誘客促進を手がけているアークリード(松山市)に事業委託した。
初会合ではアークリードの高橋佳裕代表(40)が講演し、松山・道後温泉以外に集客力のある宿泊地域がなく「四国は都市部など遠方の地域に一番売りにくいエリアだ」と指摘。中四国地方からの誘客に重点を置くよう提案した上で「的確なキャッチコピーや目を引く写真などで、愛媛の魅力を効果的にアピールすることが大切」と説いた。