愛媛大附属高校の生徒が愛媛大の教員の指導で研究に取り組む「課題研究」の成果発表会が23日、松山市文京町の同大ミュージアムで始まった。3年生120人の成果を紹介するパネルが並び、生徒が来場者に説明している。24日まで。
 高大連携教育プログラムの一環で、1人が一つの課題を約1年かけ研究。分野ごとに愛媛大の教員50人が指導した。
 外国人観光客の集客をテーマにした生徒(18)は、外国語に対応できる人材の育成や愛媛に特化した多言語ガイドマップの作成などを提案した。
 別の生徒(17)は、自宅付近の住宅密集地をモデルに、燃焼面積が最大と予想される出火場所を特定。延焼・避難状況の情報データを組み合わせ、有効な避難経路や避難場所を確認した。