これがうちの新太鼓台 半世紀ぶり新調お披露目 四国中央・中之庄200人祝う
愛媛県の四国中央市伊予三島地域の秋祭りを前に、中之庄町の中之庄太鼓台が約半世紀ぶりに新調、地元公民館で16日、お披露目の式典があった。地域の新たな財産の完成を、住民ら約200人が祝った。
同太鼓保存会によると、新調した太鼓台は高さ5.4メートル、幅3.2メートル、かき棒の長さ12メートルで、重量は2.2トン。太鼓は2尺5寸の長胴で、近辺では最大規模という。金色に輝く掛け布団は全体に厚みをもたせ、飾り幕は今年の祭り後に補修する予定。彫刻は県伝統工芸士の石水信至さん(西条市)が施した。
新調には住民らから寄付を募り、7年がかりで完成。式典で新調世話人会代表の宮崎政夫さん(68)が「地域伝統の継承や世代交流に役立ててほしい」とあいさつした。
伊予三島地域の秋祭りは20~23日。三島地区では22日に統一寄せ、23日は夜太鼓運行がある。