きれいなレンゲが咲きますように―。愛媛県松前町恵久美の田んぼで24日、白鶴保育所(松前町上高柳)の3~6歳の園児20人がレンゲの種まきをした。
 地元の農家でつくる恵久美環境保全会(篠原功代表)が2012年から、農地を肥やそうとレンゲを栽培。毎年地元の園児を種まきに招いている。
 24日は、約2週間前に稲刈りを終えた田んぼ10アールで作業。保全会役員の郷田雄三さん(64)が「レンゲが育つと、ミミズやカエルの家にもなって田んぼに栄養を与えてくれる」と説明した。園児は種が入った小さなバケツを手に「元気に咲いてね」と声を掛けながら、指でつまんだ種をぱらぱらと地面にまいていった。
 園児たちは「きれいに咲いたらまた遊びに来たい」と、満開を心待ちにしていた。