えひめスイーツで農産物PRへ 首都圏 キャンペーン前に試食会
スイーツを通し女性や若者に愛媛の農産物をPRする県の「えひめスイーツキャンペーン」が11月1日から首都圏の人気スイーツ店やレストランで始まるのを前に25日、東京都渋谷区でキックオフパーティーがあり、有名シェフや中村時広知事らが素材の良さを語り合った。
県産農産物の認知度向上などを目的に、果実の出荷が本格化する時期に合わせ2017年2月28日まで実施。15年に続き2回目で、協力店舗は昨年の20店から50店規模に拡大した。
パーティーには、会員制交流サイト(SNS)などで情報発信している著名ブロガーや王貞治さんの娘で野菜ソムリエの資格を持つ王理恵さんら約60人が参加。クリやカキ、イヨカン、キウイのほか肉、野菜など県産食材を用いたイタリア料理を試食した。
料理を手掛けた大手レストラン「SALVATOREグループ」のグランシェフ、サルバトーレ・クオモさんは「素材の良さをできる限り生かしながらイタリアンの香りを入れた」と説明。県産フルーツを使ったデザートを味わった中村知事は「出合ったことのないスイーツ」と絶賛した。
期間中、伊予観光大使が開催店を訪れるほか、12月上旬にパティシエやシェフ3人が県内産地を訪問し、商品力向上を図る。料理専門誌が来年1月に大阪と東京で催すシェフ交流会でも、国内トップシェフ300人に県産スイーツ食材を売り込む。